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雪の下でじっくりと甘さを蓄えた、人参嫌いでも食べられるにんじん【春まちにんじん】

有限会社ひるがのラファノス

   

岐阜県郡上市高鷲町では、冬の雪が降り積もる2月~4月までの短い期間限定で、「春まちにんじん」という幻の人参が栽培されています。

その人参の糖度は実に10度以上!

フルーツと同じくらい糖度があり、人参特有のエグ味や青臭さといったものも一切なく、食べるとまるで柿のようなフルティな甘みを感じることができるので、人参嫌いの子供でもこれなら食べることができると人気で、地元の学校給食でも使用されているほどです。

雪の下でじっくりと甘い人参に変化する

「春まちにんじん」とは、本来秋に収穫する人参の収穫を行わず、この上に雪を降らせた人参のことを言います。

郡上市高鷲町は冬になると2メートル以上も雪が降り積もる豪雪地域で、周辺には6つのスキー場があります。

そんな雪が野菜の上に降り積もると、雪室のような役割をし、雪の下にある野菜たちに様々な変化を与えます。

人参の場合は、葉だけが土から出ていて、根の部分は土の下にある状態で雪の下になるので、土の中は適度な温度と湿度で保たれます。

しかし、雪が降り積もると徐々に土の温度も下がりやがて人参は凍ってしまいそうになります。

そうなった時に人参のカラダの中では、自分が凍ってしまわないように、カラダの中のデンプン質を、氷にくい糖質へと変化させるのです。

3ヶ月以上雪の下でじっくりと収穫の時を待つ間、じっくりと凍らないように糖度を蓄えた人参は、秋の人参とはもはや別物のように変化をし、「春まちにんじん」へと成長します。

糖度が高い分、一般的な人参と比べ非常に鮮度が落ちやすく、取扱いも難しいためなかなか市場には出回りません。

地元の道の駅やスーパーではこの時期になると少しずつではありますが出回っていることがあるので、見つけたときには是非食べてみて下さい。

きっとその味に驚くことになると思います。

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